ニンニクガラシは野生ワサビ?

Alliaire officinale ou Herbe à l'ail

 

ニンニクガラシは「ニンニクの香りがする辛子 」と言う意味で、スバリ、英語圏では garlic mustard と呼ばれています。半日陰で腐植土が好きなので、どこの森にも沢山生えている野草です。野草の多くがそうであるように、このニンニクガラシもビタミンCが豊富で抗酸化物質を含み、春先の柔らかい葉を摘み取ってサラダに入れるとニンニク風味が楽しめます。


 

 
しかし、何と言っても、一番の魅力はこの根っこにあります。
フランスでは「野生ワサビ」と呼ぶ人もいますが、香りがホースラディッシュによく似ているのです。これは西洋ワサビと呼ばれたりするので、あながち見当違いの呼び名ではないですね。この根っこを下ろしてローストビーフに添えると味がグーンと引き立ちます。ニンニクガラシは2年草なので、1年目の根っこを晩秋か初冬に掘るのが良いようです。


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