銀杏の季節到来 La saison des ginkgos !

とうとう銀杏の季節になりました。今年は少し早いような、、、去年の今頃は、新型コロナの所為で10キロ以上の遠出が禁止されていましたよね。時間を持て余した私は、イチョウの木を探して、パリ中を歩き回っておりました。そう、パリには銀杏が溢れているのです。去年鈴生りだったモンスーリ公園 Parc Montsourisと植物公園 Jardin des Plantes の木は今年は銀杏少なめ、休憩の年かもしれません。代わりに、近所の公園の2本のイチョウには山のような銀杏が生っています。あまりの見事さ(?)に惹かれたのか、まだ熟してもいない青い実まで叩き落として採っていく人達が出てきました。熟して落ちたのを拾うのが醍醐味なのですけど、徳川家康みたいにドッシリ構えていると、何も拾えないなんてことになるかもしれません。

などと思いながら、一昨日はヴァンセンヌの森の片隅にあるイチョウの木を見に出かけました。

 

1865年に植えられた貴重なイチョウにも関わらず、誰にも注目されず、忘れられたような存在なのです。高さは25メートル以上で、パリ市のデータベースにも「見事な木 arbre remarcable」と明記されています。雌の木に雄の枝を接ぎ木したパリでは唯一のイチョウで、この反対に同じ頃に植えられた植物公園のイチョウは雄の木に雌の枝を接ぎ木したものです。まだ元気にしてるかしら?と様子を見に行ったら、藪の中で蔦に絡まれて寂しそうにしていました。木にはもう実は全く残っていません。足元にちらほら落ちている程度です。折角なので、小さな実ですが、全部拾って帰りました。



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