タイム・プラコクスは今花盛り

 

久し振りにフォンテーヌブローの森を訪れました。岩やシダの広がる地域も魅力ですが、陽の当たる広く開けた草原は様々な花が咲き乱れ、野草の宝庫です。着いて直ぐに目に飛び込んできたのはオレガノ、そしてキバナカワラマツバです。太陽が照りつける草原を歩いていると、ピンク色の小さな花が一面に広がっています。黄色の花を咲かせたセダム(オウシュウマンネングサ)と仲良く肩を並べて咲いているのです。これは学術名「タイム・プラエコクス Thymus praecox」と呼ばれるタイムの一種で、良い香りがします。タイムは300以上の種類があるそうで、通常園芸店で売られているタイムより背が低く、地面に這うように生えています。そして花は通常の薄ピンクより濃い色をしていて、それはそれは愛らしい花なのです。

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